Googleドキュメント1枚にまとめるだけで、仕事の迷子はかなり減る
「あれ、前に決めたことってどこに書いたっけ?」
「この設定、誰がいつ変えたんだっけ?」
「AIに聞きたいけど、そもそも何を渡せばいいのかわからない」
小さな現場では、こういう小さな迷子が毎日のように起きます。
ひとつひとつは大きなトラブルではありません。けれど、探す、思い出す、聞き直す、また探す。この時間が積み重なると、思った以上に仕事の流れを止めます。
私自身も、飲食の現場で紙、メモ、LINE、頭の中、パソコンのフォルダに情報が散らばっている状態を何度も見てきました。誰かが悪いというより、忙しい現場では「あとで整理しよう」がそのまま積み上がってしまうんです。
まず作るべきなのは、きれいな資料ではなく「戻れる場所」
Googleドキュメント1枚にまとめる目的は、立派なマニュアルを作ることではありません。
最初の目的は、迷った時に戻れる場所を作ることです。
たとえば、こんな情報です。
- 何をやっている事業なのか
- 誰に向けたサービスなのか
- よく使う案内文
- お客様に説明する時の言い回し
- 過去に決めたルール
- よくあるトラブルと対応
- 使っているツールと、その役割
- AIに相談する時に毎回伝えたい前提
これらがバラバラだと、人間もAIも迷います。
逆に、1枚のドキュメントにまとまっているだけで、相談の質がかなり変わります。
AIに渡す前提情報としても使える
AIに質問しても、答えがズレることがあります。
その原因は、プロンプトが下手だからだけではありません。AIが判断するための前提を持っていないことが多いです。
たとえば、ただ「SNS投稿を考えて」と言うより、
- 自分の事業内容
- 読者像
- 過去に反応があった言葉
- 避けたい言い方
- 今月の目標
をまとめたGoogleドキュメントを見せてから相談したほうが、返ってくる答えは現実に近づきます。
これは、魚をもらうだけではなく、魚の釣り方を整える作業に近いです。
毎回AIに同じ説明をするのではなく、前提を置いておく。すると、人間側も「自分は何を大事にしているのか」を見返せるようになります。
最初から完成させなくていい
ここで止まりやすいのが、「何を書けばいいかわからない」というところです。
最初から完璧なドキュメントにしようとしなくて大丈夫です。
まずは、AIにこう聞いてみてください。
「私の事業について、AIに毎回伝えたほうがいい前提情報を整理したいです。質問しながら、Googleドキュメント1枚にまとめる項目を作ってください。」
これだけで、AI側から質問してもらえます。
答えた内容をKeepに残してもいいですし、あとからGoogleドキュメントに貼り付けてもいい。GeminiのCanvasのように、文章を見ながら直せる機能を使うのも便利です。
大事なのは、最初からきれいに作ることではなく、仕事の中で使いながら育てることです。
注意したいこと
Googleドキュメントは便利ですが、何でも入れていいわけではありません。
パスワード、個人情報、機密性の高い情報は、専用の管理ツールや権限設定を使う必要があります。Googleドキュメントに入れる場合も、共有範囲と閲覧権限は必ず確認してください。
このドキュメントは、秘密の金庫というより、仕事の地図として使うのがちょうどいいです。
まずは1枚作るところから
情報が散らかっていると、仕事は止まります。
でも、全部をシステム化しなくても、まず1枚のGoogleドキュメントに集めるだけで、かなり楽になります。
探す時間が減る。
同じ説明を何度もしなくてよくなる。
AIへの相談もズレにくくなる。
小さな現場のDXは、こういう地味な整理から始まります。
Google Workspaceを使った現場整備の全体像は、こちらにまとめています。
AIに渡す前提づくりや業務整理まで一緒に進めたい場合は、こちらもご覧ください。
次に読む・相談する
AIや外注に渡す前に、まずは仕事の前提を1枚にまとめる
Googleドキュメント1枚に情報を集めるだけでも、「どこだっけ」「前にも言ったのに」はかなり減らせます。自分の仕事なら何をまとめればよいか迷う方は、小さな業務相談からどうぞ。
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