反撃の狼煙!”AI執事と描く、「ほったらかし分析アプリ」の魔法の設計図”

(ここに第一話のアイキャッチ画像を再掲載すると、シリーズとして分かりやすくなります)

AIという頼れる相棒と共に、あの絶望的なExcel地獄に反撃することを決意した私。

しかし、決意したのはいいものの、一体何から手をつければいいのか?
闇雲に「すごい分析アプリ作って!」とAIにお願いしたてほしいものがすぐに手に入ればいいけどそんなふうには行かないのはご承知の通り。

私が最初に行ったのは、カタカタとキーボードを叩いてコードを書くことではありません。
ただひたすらに、AIとの「対話」を繰り返すことで生成するアプリを具体化していくことでした。

最初の問い「本当に知りたいことは、なんだ?」

まず私が壁打ちの相手として選んだのは、普段から使い慣れているWeb版のGeminiです。彼(彼女?)との対話は全て記録されるので、後から見返したり、複雑な議論を重ねたりするのに最適なのです。

そして、私がGeminiに問いかけたのは、たった一つの、しかし最も重要な質問でした。

「このExcel地獄から抜け出して、本当に数値を改善するために、僕はどんな情報を、どんな形で見る必要があるんだろう?」

あなたも、日々のデータとにらめっこしながら、「数字はたくさんある。でも、この中から次に何をすべきかのヒントが、まったく見えてこない…」と思ったことはありませんか?

私がAIとの対話で目指したのは、まさにそこでした。
ただ数字を横並びに眺めるだけの「報告書」ではなく、見た瞬間に「なるほど、次はこうしよう!」と次の一手(アクション)に繋がる「気づき」を与えてくれるもの。

この対話を通じて、私が本当に欲しかったのは、高機能な分析ツールではなく、「ビジネスを前に進めるための、賢い相談相手」なのだと、はっきりと認識することができたのです。

魔法の呪文「コードはまだ書かなくていい」

方向性が見えてくると、やる気満々のAIは、すぐにでもプログラムを書き始めようとします。
「お任せください!すぐにコードを生成します!」とでも言いたげに。

しかし、ここで焦ってはいけません。
そのやる気を一度なだめ、私はある「魔法の呪文」を唱えました。

「コードは今はかかなくて大丈夫です。まずはアプリ設計の方向性と、どんな機能が必要かの議論に集中します。」

やる気満々で走り出す前に、一度だけ立ち止まって「どこにゴールテープを設置するか」を明確にすることが、実は成功への最短ルートなのです。

この「魔法の呪文」によって、AIは優秀な建築家のように、まずアプリの「設計図」を描くことに集中してくれました。
AIとの対話の末に完成した、”ほったらかし分析アプリ”の基本的な設計図は、こんな感じです。

  • 綺麗なデータに自動整形してくれる機能: あの地獄のようなExcelを、ボタン一つで分析しやすい形に整える。
  • お店全体の健康診断機能: 売上、ロス、粗利といった重要指標が、カレンダー形式で一目でわかる。
  • 問題児発見機能: どの商品が一番ロスを出しているのか、「ワーストランキング」で即座に特定。
  • 優等生発見機能: お店の利益に最も貢献している「売れ筋商品」をランキングで教えてくれる。
  • 曜日ごとのクセを見抜く機能: 「週末に強い商品」「月曜に弱い商品」など、曜日ごとの売れ方の違いを比較。
  • 天気との関係を探る機能: 「雨の日は、この商品のロスが増える」といった、天候と売上の関係性を分析。

どうでしょう?専門用語は一つもありません。でも、これだけのことが分かれば、具体的な作戦が立てられる気がしませんか?
わすていました。ここで魔法の言葉をもう一つ。
先程のようにまとめる作業ってちょっとたいへんだったりしませんか?
大切なことを忘れてしまったり、あとから色々出てくる項目に悩まされ上手くまとまらなかったり。
そんな時はAIにこう伝えてみてください。

ここまでの議論を一度まとめください
これでAIには今までの流れやこれからやるべきことなどをいい感じにまとめてくれます。ここに必要な要素が足りないときや、表にしてほしいなどあれば、それも追加してみてください。貴方が必要とする資料がすぐに用意されるはずです。

ここで、私の「相棒たち」を紹介させてほしい

設計図はできました。しかし、これを「形」にするには、別の専門家が必要です。
ここで、私が普段お世話になっているAIという名の「相棒たち」の性格と役割の違いを、少しだけ紹介させてください。

家を建てるのに、設計士と大工さんがいるように、AIにも「適材適所」があるんです。



  • ChatGPTさん:頭が柔軟で、多角的な視点を持つアイデアマン。

  • Grockさん:真面目な優等生。理論的な説明が得意な「まるおくん」タイプ。

  • Geminiさん(Web版):今回の「設計士」。長期的な議論が得意。

  • Gemini Code Assistant:これから登場する、コーディング専門の無口な「大工さん」。

  • このように、やりたいことに合わせてAIを使い分けるのが、うまく付き合っていくコツなんです。

    “建築家”探しの旅 〜コーディングの相棒選び〜

    さて、「最強の設計図」は手に入りました。次はこの設計図を元に、実際に家を建ててくれる”建築家”(コーディングツール)を探す番です。

    最初に飛びついたのは、夢のツール「Bolts.new」。しかし、感動も束の間、「1日5分」という時間制限の壁にぶつかり、全く前に進めなくなってしまいました。

    「タクシーだって、進まなきゃ課金されないからね!」

    そう悟った私は、コーディング専門の職人である「Gemini Code Assistant」こそが、この設計図を形にする最高のパートナーだと確信したのです。

    まとめ:最強の設計図と、最高の建築家

    Web版Geminiと練り上げた「最強の設計図」。
    そして、それを形にするために選び抜いた「最高の建築家(Gemini Code Assistant)」。

    反撃の準備は、今度こそ本当に整いました。

    しかし、完璧な設計図があれば、家は自動で建つのでしょうか?
    ここから先、実際の開発の道のりも、決して平坦ではありませんでした…。


    (次回、『第3話:“ほったらかし分析アプリ”爆誕編』〜さよなら、Excel地獄。こんにちは、考える時間。〜 に続く!)

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